英単語カードを作る

単語の学習を続けている。Rank 1 の不明だった 180 語はだいたい覚えた。繰り返し復習しないと忘れてしまうから、まだ油断はできない。

単語を覚えるためにカードを作っている。75 mm x 125 mm のカード一枚にひとつの単語を書く方法だ。「TOEIC テスト 900 点 TOEFL テスト 250 点への王道」( ダイヤモンド社 ) に載っていた方法だ。

これが、なかなか具合が良い。

学生のときは単語カードを作ったことがなかった。ノートやちらしの裏に単語をひたすら繰り返し書いて、むりやり覚えていた。これは効率が悪い。復習がしづらいからだ。覚えたつもりでも、すぐに忘れてしまう単語がある。一方で、いちど覚えるとなかなか忘れない単語もある。それらを区別する方法がなかった。

カードを使って、以下のようにして単語を覚えている。

  1. TOEFL 頻出単語リストから、自分が知らないものを抜き出す
  2. カードの左上に単語を書き出す ( 一枚にひとつの単語 )
  3. アクセントの位置も書く。発音に自信がないものは、発音記号も書く
  4. 単語を辞書で調べる。例文を書く。ここがポイント。例文は必ず自分で作る。辞書の例文を写さない
  5. カードには日本語での意味は一切書かない
  6. 覚えにくい単語なら、単語の意味をイメージした図を描く
  7. カード左下に作成した日付も書く

ここまでがカード作成。つぎにカードの使い方。「カードテスト」と呼ぼう。

  1. まずは 50 枚くらいカードを取り出す。順番はどうでもいい
  2. 上から順番に、意味がすぐわかるかを調べる
  3. 意味がわかるものとわからないものに分ける
  4. 意味がわからなかったら、カード右上にマークをつける。わたしは△を使っているが、なんでもいいだろう
  5. わからなかったカードだけを集めて、カードテストを繰り返す
  6. まだ意味がわからない単語があったら、単語そのものの理解が足りない。辞書でもういちど調べて、例文を追加する

これを繰り返して、180 語をだいたい覚えた。かかった時間は、以下のようになる。

  1. カード作成: 180 枚: 7 時間 ( 2 分 20 秒 / 枚 )
  2. カードテスト: 回数は 20 回ほど。1 回 2 分ほどだから、40 分
  3. 上記を平日 2 日 + 休日 1 日で実行

この方法の良いところ。

  1. すでに覚えた単語には時間をかけない。覚えられない単語に専念する
  2. テストが短時間で簡単にできる
  3. カードが溜まっていくので達成感を味わえる
  4. けっこう大きなカードなので、色々と書き込める。図も描ける
  5. アクセントや発音も書いてあるので、自信をもって記憶できる

この前の日記に書いた英語ゲームの案でもそうだけど、重要なのは「弱点をつぶす」「達成感を味わう」「手軽である」ことだ。これがあれば学習に没頭できる。これがなかったら、いやいや勉強することになる。

さて、つぎは Rank 2 だ。726 語のうち 371 語がわからなかった。51 % だ。これを何日でつぶせるかな。


CD-ROM つきの TOEFL 参考書を買って、TOEFL 模試 ( CBT: Computer Based Test ) を受けた。結果は CBT で 200 - 256 点。幅があるのは、Writing は自動で採点できないため。Writing が満点なら 256 点 ( 0x100! )、0 点なら 200 点となる。

Listening:           25 / 30
Structure / Writing: 12 - 29 / 30 ( Structure: 13, Writing: 17 )
Reading:             23 / 30
Total: 200 - 256 / 300

TOEFL の合計点数は 3 項目 ( Listening, Structure / Writing, Reading ) の平均 * 10 となる。アメリカの大学院は 250 点ほどを要求しているところが多い。あと 30 点くらい上げたい。Writing 抜きで 230 点くらい取りたい。

意外なのは Reading が Listening よりも低いこと。自分では Listening のほうが自信がないのに。Reading 対策はどうしようかな。TOEFL は問題のパターンが決まっているようなので、Reading 専用の問題集でも買おうか。


TOEFL 模試のために買った本が「TOEFL TEST 対策 実力完成模試 300」( テイエス企画 )。読みにくい本。読んでいてイライラする。

  1. 字が小さく、行間がせまい
  2. 概要の説明がない。細かい話からいきなりはじめる ( TOEFL には 2 種類ある。PBT と CBT だ...という説明がない )
  3. 略語の説明なし ( CBT って何の略だ? それすら載っていない )
  4. 章の順が意味不明。CD-ROM の使い方、TOEFL 説明、受講者の意見、ライティング対策 ( 模試第一回、二、三 )、模試第一回解説、二、三
  5. トフルゼミナールという著者が経営する専門学校の生徒の点と合格した大学の表が載っているけど、これを見てどうしろと? 大学入試の合否を決めるのは TOEFL だけではあるまいに
  6. 卒業生のご意見が紹介されてて、「200 点に上がりました」とか書いてあるけど、元が何点だったのか、何ヶ月で達成したのか不明。フォーマットを統一してほしい ( 最初の TOEFL 点数、現在の TOEFL 点数。勉強開始時期、最後の受験時期。年齢 )

TOEIC 900...」や「TOEFL テスト英単語 3800」( 旺文社 ) が良い本なので、悪さが目立つ。もともと CD-ROM 目当てで買ったので、本文を読む気はあまりなかったから、害はないのだけど。